限られた空間に収蔵品をどう美しく展示するか?
スタジオとして使う時にどう壁面に戻すか?
館長は大手町で常にそのことを考え続けています。
スタジオとして使っている空間は元ギャラリースペース。なので壁面に釘やネジを使っていいんですね。そこでふとアイデアとして降りてきたのがよくあるブックエンドを使ったこんなアイデア!
※当時の館長スケッチではブックスタンドになっていますがそれだと本棚になってしまうので本記事ではブックエンドで統一します

ワイヤーラックみたいなものは無骨だし棚を作ってしまうと出っ張りが邪魔になるし、あるときは展示用の棚になるけどサッと壁面に戻せる構造にしたい!
そこでよくあるブックエンドを使ってそれを抑え込むような板を壁につけられないか?とスケッチして匠林さん(本名ははやしまことさん)に送りました。それが写真にあるように2023年11月の話。

設置場所はこの壁面。スタジオ利用の時はスタッフ席になるので壁面を何もない状態にします。博物館として開館している時は壁面に棚を作りカメラなどの展示スペースにします。
茶色いテーブルには博物館が閉館している時は来館者用の「フォトスキャナー」と「資料スキャナー」を常設するのですが椅子を逆サイドに設置すれば展示と両立すると考えました。
匠林さんがこのスケッチを元に構造体に使う材料を吟味してくれました。ブックエンドは強度の問題から100均などで売っている曲がりやすいものではなく「無印良品」のものを指定しました。テスト用にこれも購入して構造を考えてくれるのが匠林さんの素晴らしいところ。
2024年の正月というスタジオも博物館も動いてない時期に施工してもらうことにしました。

壁面に取り付ける高さを決めてレーザー墨出し器で水平をとりベースになる板を取り付けていきます。

ブックエンドがガタつかないためにはその金属の厚さぴったりの隙間を作る必要があります。そこで匠林さんが選んだのがこの金具。しかも壁面には木ネジではなくホッチキスで止める工法を選びました。

実はホッチキスの固定具は大型テレビの固定などにも最近よく使われていて強度はまったく問題ありません。木ネジのようにネジ頭が出っ張ってくることもないので今回のような隙間をなくしたい場合にもぴったり。

ひとつ出来てブックエンドを差し込んでみるとまったくガタツキもなく完璧です。

ネジ変換したマイクスタンドにカメラを設置して展示してみるとこんな感じ。底面積もぴったりです。

さらに匠林さんがすごいのはこの2枚の板を離して設置することでその間にも展示棚を設置できるように設計しているところ。この板は金具がついている部分はブックエンドが入りませんが左右に余裕をもたせることでこの継ぎ目も利用してしまうというわけです。その発想には舌を巻きました。

こうして完成したのが「ブックエンドを使ったスリット展示棚」です!
この構造は「絶滅メディア博物館」オリジナルと言えます!
といっても普通の博物館は数時間ごとにスタジオにするとか展示棚を撤収して壁面に戻す必要はないのでこんな構造を採用する必要はないわけですが。。(苦笑)
完成したので館長が説明するところを匠林さんに撮ってもらいました!(ありがとうございます!)
この棚は2024年の1月から稼働します。
「大手町の絶滅メディア博物館」は収蔵品を手に取って触ったり写真や動画を自由に撮れますので開館日にスケジュールが合うようでしたらぜひご来館ください!
以上、2024年1月2日の館長日記をお送りしました!
スタジオとして使う時にどう壁面に戻すか?
館長は大手町で常にそのことを考え続けています。
スタジオとして使っている空間は元ギャラリースペース。なので壁面に釘やネジを使っていいんですね。そこでふとアイデアとして降りてきたのがよくあるブックエンドを使ったこんなアイデア!
※当時の館長スケッチではブックスタンドになっていますがそれだと本棚になってしまうので本記事ではブックエンドで統一します

ワイヤーラックみたいなものは無骨だし棚を作ってしまうと出っ張りが邪魔になるし、あるときは展示用の棚になるけどサッと壁面に戻せる構造にしたい!
そこでよくあるブックエンドを使ってそれを抑え込むような板を壁につけられないか?とスケッチして匠林さん(本名ははやしまことさん)に送りました。それが写真にあるように2023年11月の話。

設置場所はこの壁面。スタジオ利用の時はスタッフ席になるので壁面を何もない状態にします。博物館として開館している時は壁面に棚を作りカメラなどの展示スペースにします。
茶色いテーブルには博物館が閉館している時は来館者用の「フォトスキャナー」と「資料スキャナー」を常設するのですが椅子を逆サイドに設置すれば展示と両立すると考えました。
匠林さんがこのスケッチを元に構造体に使う材料を吟味してくれました。ブックエンドは強度の問題から100均などで売っている曲がりやすいものではなく「無印良品」のものを指定しました。テスト用にこれも購入して構造を考えてくれるのが匠林さんの素晴らしいところ。
2024年の正月というスタジオも博物館も動いてない時期に施工してもらうことにしました。

壁面に取り付ける高さを決めてレーザー墨出し器で水平をとりベースになる板を取り付けていきます。

ブックエンドがガタつかないためにはその金属の厚さぴったりの隙間を作る必要があります。そこで匠林さんが選んだのがこの金具。しかも壁面には木ネジではなくホッチキスで止める工法を選びました。

実はホッチキスの固定具は大型テレビの固定などにも最近よく使われていて強度はまったく問題ありません。木ネジのようにネジ頭が出っ張ってくることもないので今回のような隙間をなくしたい場合にもぴったり。

ひとつ出来てブックエンドを差し込んでみるとまったくガタツキもなく完璧です。

ネジ変換したマイクスタンドにカメラを設置して展示してみるとこんな感じ。底面積もぴったりです。

さらに匠林さんがすごいのはこの2枚の板を離して設置することでその間にも展示棚を設置できるように設計しているところ。この板は金具がついている部分はブックエンドが入りませんが左右に余裕をもたせることでこの継ぎ目も利用してしまうというわけです。その発想には舌を巻きました。

こうして完成したのが「ブックエンドを使ったスリット展示棚」です!
この構造は「絶滅メディア博物館」オリジナルと言えます!
といっても普通の博物館は数時間ごとにスタジオにするとか展示棚を撤収して壁面に戻す必要はないのでこんな構造を採用する必要はないわけですが。。(苦笑)
完成したので館長が説明するところを匠林さんに撮ってもらいました!(ありがとうございます!)
この棚は2024年の1月から稼働します。
「大手町の絶滅メディア博物館」は収蔵品を手に取って触ったり写真や動画を自由に撮れますので開館日にスケジュールが合うようでしたらぜひご来館ください!
以上、2024年1月2日の館長日記をお送りしました!

コメント