【Year/Author/BookTitle/Keywords】
1984/昭和59/BRAINSTORM/Douglas Trumbull/Japanese Theatrical Program/Memory Recording/2-inch Videotape/VTR/映画パンフレット/ブレインストーム
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1984/昭和59/BRAINSTORM/Douglas Trumbull/Japanese Theatrical Program/Memory Recording/2-inch Videotape/VTR/映画パンフレット/ブレインストーム
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【Explanation】
ダグラス・トランブル監督によるSF映画『ブレインストーム』(1983)の日本公開版パンフレット。人間が見た映像や音だけでなく、感覚・感情・記憶まで記録し、他人が追体験できる「記憶記録・再生装置」を描いた作品。研究チームが開発したヘッドセットから得られる情報は磁気テープへ記録され、再生によって別の人間へ伝達される。作品の中心に「人間の経験を記録メディアへ保存する」という発想そのものが置かれている。
特に興味深いのが、記憶を保存する架空の装置に、当時の業務用VTRを思わせる大型オープンリール式磁気テープ装置が使われている点である。パンフレットにも大型リール、操作卓、CRTモニターを組み合わせた研究室の写真が多数掲載されている。その外観から2インチVTRを強く意識した造形と考えられるが、実在する特定の2インチVTRをそのまま使用したものか、撮影用に改造・製作されたプロップかは未確認。
2インチ磁気テープはテレビ放送用VTRを象徴する大容量映像記録メディアだった。『ブレインストーム』は、その巨大な「映像を記録する機械」のイメージをさらに拡張し、映像ではなく人間の経験そのものをテープへ記録する未来を描いた。磁気テープが最先端の記録技術を象徴していた時代ならではのSF表現として、記録メディア史の観点からも重要な作品。
さらに本作では、現実世界の映画技術そのものにも実験的な試みが行われた。トランブルは当初、自身が開発した70mm・毎秒60コマのShowscanを記憶体験場面に使用する構想を持っていた。最終的にはShowscanの採用を断念したものの、現実場面と記憶体験場面で撮影・上映フォーマットを変化させる手法が採用された。物語の中では「記憶を記録するメディア」、映画そのものでは「より現実的な体験を記録・再生するメディア」を追求した、記録技術そのものを主題とするSF映画である。
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特に興味深いのが、記憶を保存する架空の装置に、当時の業務用VTRを思わせる大型オープンリール式磁気テープ装置が使われている点である。パンフレットにも大型リール、操作卓、CRTモニターを組み合わせた研究室の写真が多数掲載されている。その外観から2インチVTRを強く意識した造形と考えられるが、実在する特定の2インチVTRをそのまま使用したものか、撮影用に改造・製作されたプロップかは未確認。
2インチ磁気テープはテレビ放送用VTRを象徴する大容量映像記録メディアだった。『ブレインストーム』は、その巨大な「映像を記録する機械」のイメージをさらに拡張し、映像ではなく人間の経験そのものをテープへ記録する未来を描いた。磁気テープが最先端の記録技術を象徴していた時代ならではのSF表現として、記録メディア史の観点からも重要な作品。
さらに本作では、現実世界の映画技術そのものにも実験的な試みが行われた。トランブルは当初、自身が開発した70mm・毎秒60コマのShowscanを記憶体験場面に使用する構想を持っていた。最終的にはShowscanの採用を断念したものの、現実場面と記憶体験場面で撮影・上映フォーマットを変化させる手法が採用された。物語の中では「記憶を記録するメディア」、映画そのものでは「より現実的な体験を記録・再生するメディア」を追求した、記録技術そのものを主題とするSF映画である。
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